新型コロナウイルスの影響で、思うようにキャンプに行けない時期が続き、ネットでキャンブの体験記事や、YouTubeを見て、キャンプに想いを馳せたりしていました。
他の方のキャンプの楽しみ方をみているうちに、自分も挑戦したくなったのが「ハンモック」。
ファミリーキャンプでもハンモックを使ったことはあったのですが、こういうタイプ。
荒いネットの安いのとか、スタンドタイプとか。
今回気になったのは、もうちょっと本格的なタイプです。
(なんとなく「本格的」と表現していますが、初心者目線ですので、異論反論ご容赦を..)
スタンド式も場所を選ばず使えて、それはそれで便利なんですが、バイクで持っていくわけにもいかず。今回は木に吊るすタイプに挑戦しました。
目次
ハンモックに必要なもの
スタンド式のハンモックであれば、必要なのはスタンドとハンモックですが、木に吊るす場合は、このような構成になります。
- ハンモック本体
- カラビナ
- ツリーストラップ
「ツリーストラップ」は、木に結びつける部分。(スリング、ベルトなどの呼び方も。)
「ツリーストラップ」と「ハンモック本体」を「カラビナ」で接続します。(ロープワークが必要ですが、ロープで連結もできます。)
あくまで、基本の構成。例外は多々あります。
実際の商品では、すべてがセットになっていたり、カラビナはハンモックに付属してる場合が多いようです。
基本のアイテム揃えてみた
早速買い揃えてみました。
ハンモック本体と、ツリーストラップを購入。見事なアースカラー。
カラビナはハンモックに付属していました。
ハンモック本体「Cocoon ウルトラライト モスキートネットハンモック」
ハンモック本体は、「Cocoon(コクーン) ウルトラライト モスキートネットハンモック」を購入しました。
いろいろ探した結果、サイズと価格のバランスでこちらにしました。
「モスキートネット」(蚊帳)がついているので、夏場でも安心して使えます。(スイカみたい…)
また、サイズもコンパクトでカブに積むのも困りません。
(Amazonの商品説明では、重量395gとなっていますが、実測では477gでした。軽さを追求されたい方は、ご注意を。)
ツリーストラップ「eno Helios XL Suspension System」
ツリーストラップは、「eno(イノー) Helios XL Suspension System」。
enoは、ハンモック関連では有名なメーカーのようです。
ハンモックを吊り下げる重要な部分ですので、安心できそうなメーカーで選びました。
2本セットで、それぞれ木に巻きつける太い部分と、長さが調整できハンモックと接続する細い部分があります。
名前に「XL」とついていますが、通常よりも細い部分が、長くなっており、木の間隔が広い場所でも、ハンモックを設営できます。(標準タイプは片側2.4m、XLは4m)
いつでも最適な間隔で木があるわけではないので、なるべく制約を受けないように、「XL」を購入しました。
重さは実測で、186g。
標準タイプと比べて、片側1.6mも長いですが、長くなっているのは、細い部分だけですので、重量、サイズの差はわずかです。
ハンモックを設営
設営場所
早速設営してみました。
まずは、設営場所を探します。
必要なのは、2本の木と適当な距離。
木の太さは、20cm以上あれば十分。
距離は、ハンモックの長さが3.25mありますので、最低でも4mは必要です。
今回使用するツリーストラップは長いので、8mくらいまでは行けると思います。
テントの設営なら、なるべく平らな場所を探す必要がありますが、ハンモックは関係ありません。
ツリーストラップを木にセットする
場所が決まったら、ツリーストラップのベルト部分を木に巻き付けます。
巻きつける高さは、1.5から2mくらい。
木が太ければ1周ですが、細ければ2周、3周できます。木への負荷が分散するようにできるだけ巻いてあげましょう、
ベルトの端がループになっているので、ここに通します。特にロープワークなどは必要ありません。簡単。
特に木への養生(タオルを巻くとか)は、ベルトの幅1.9cm以上あれば必要ありません。そういう規格があるそうです。
ツリーストラップにハンモックを接続する
2本の木にツリーストラップがセットできたら、続いてはハンモックの接続。
ハンモックの両端にカラビナがありますので、これをツリーストラップの先端のループに引っ掛けます。
これで接続は完了ですが、最後に高さの調整が必要。
ハンモックの高さを調整する
ツリーストラップの長さを調整して、ハンモックの高さを調整します。
ハンモックの中央に座ってみて、足は地面つくけど、お尻はつかない高さに調整します。
調整は、ツリーストラップの長さ調整で行いますが「eno(イノー) Helios XL Suspension System」の調整は、超簡単です。
写真中央の太い部分は、ロープが筒状になっており、その中をロープが通っています。
テンションがかかっていない状態では、筒の内径に余裕があり、中のロープは自由に動かせます。
テンションをかけると、筒がキュッと締まって、中のロープは全く動かなくなります。
この仕組みで、長さを無段階で調整できるというわけ。「ウーピースリング」と呼ばれるそうです。
本当に、テンションをかけるだけで動かなくなるのか、半信半疑でしたが、ハンモックの自重だけで(人が乗らなくても)全く動きませんでした。ちょっと感動。
ちなみにロープは「ダイニーマ」という素材でできており、細くても超丈夫です。
「スリーブ」があると何かと便利
基本の設営は完了しましたが、あると便利なグッズをもう1つご紹介。
長ーい筒状の製品。
筒の中に、ハンモックを収納することで、雨から守ったり、撤収を簡単にするアイテムです。
ツリーストラップとハンモックの間に通しておきます。
使用時は、シュルシュルとハンモック側に引っ張っていきます…
ハンモックが収納されます。
今回使用した「DD ハンモック スリーブ」は、cocoonのハンモック専用ではないので、少し長さが足りませんでしたが、ほぼ入ります。
急な雨でも、速攻でハンモックを保護できたり、夜は夜露から守ったり。
雨じゃなくても、結構、木の上からは、いろいろ落ちてくるので(虫とか謎の液体とか)、ちょっと使わないときは被せておくといいです。
撤収時もスリーブがあると便利なのですが、Cocoon(コクーン) ウルトラライト モスキートネットハンモックは、中央に収納袋が縫い付けてあるので、全て被せると収納できなくなってしまいます。
仕方なく、半分だけ被せて収納。
(中央で分割できるタイプもありました。)
スリーブをつけたままでも収納できました。
寝てみた
では、寝て見ます。
ネットの蚊帳を開けて、中に入ります。
チャックには、蓄光のタグが付いていてわかりやすくなっています。
寝心地は最高。
スタンドタイプのハンモックよりも、やさし寝心地。ゆれもやわらかな感じがします。
ただ、結構ネットで圧迫感が..。
でも大丈夫、斜めに寝ると、空間が広がります。
ハンモックは斜めに寝るのがいいらしいです。
かなりざっくりですが、こんなイメージ。
まっすぐ寝ると、体がVの字になりますが、斜めに寝ることでVの字になりにくく、寝やすいですし、空間も広くなります。
まとめ
ハンモック、はまりそうです。
まず、それほど荷物にもならず、カブでも持っていけます。
設営も早くて簡単。
キャンプではのんびりするのも好きなのですが、夏場はテントだと暑いし、ずっとチェアに座っいるだけというのもつまらない。
ハンモックなら、虫も気にせず、靴も脱いで、超リラックスタイムが過ごせます。
今度は、テントなしで、ハンモック泊にも挑戦してみたいと思います。
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