カブでソロキャンプを初めて3年くらい経ちました。
この3年での一番大きなキャンプスタイルの変化は、テント泊からハンモック泊になったことですが、他にもいろいろ変化がありました。
その1つが、調理用のストーブ(バーナー)。
最初は、ファミリーキャンプでも予備に使っていたCB缶のシンブルバーナー「ST-310」。
CB缶はどこでも入手可能で、コスパが高いのが魅力ですが、カブに積載するには1本が限界。
使いかけだと量的に不安なので、毎回新品を1本もっていくと、使いかけのCB缶が貯まっていくことになります。
そこで乗り換えたのが、レギュラーガソリンが使える「ストームブレイカー SOD-372」。
レギュラーガソリンなので、カブの燃料タンクから抜き取って使うことができるし、逆に余ったガソリンはカブで使うこともできる、ということで導入。
実際、残量の心配をすることがなくなったのは、かなり快適でした。
しかし、使用時に「ポンピング」という燃料の圧縮作業が必要。
この作業がなんとなく玄人っぽくて、最初はその面倒さも楽しみながらやっていたのですが、最近は本当に面倒な気がしてきて…。
ということで、今回新たなストーブを導入してみました。
アルコールストーブとは?
CB缶、レビューラーガソリンの次は、どんなストーブにするか?
まず思いつくのは、OD缶タイプ。
ストームブレイカーは、OD缶にも対応しているので、すぐに使えます。
でも、コストが高め。OD缶の価格は、CB缶の数倍もするんですよね。
で、いろいろ調べて辿り着いたのが「アルコールストーブ」でした。
アルコールストーブは、燃料用アルコールを注いで火を付けるだけのシンプルなストーブ。
燃料用アルコールは、ドラッグストアなどでもできます。(500mlで300〜400円程度)
しかし、火力が弱く、風にも弱いといった特徴があります。
燃料のアルコールは、必要な量だけ、簡単に小分けにして持っていくことができるので、使いかけの缶が溜まっていくようなことはありません。
着火も、ポンピングなど不要。注いで火を付けるだけと、超簡単です。
EVERNEW チタンアルコールストーブ
全部合わせて、わずか86g!!。さすがチタン製です。
30ml、60ml、上限の70mlに目盛りがあります。
アルコールストーブは、基本は使い切りなので、どれくらいの時間燃焼させるかで、注ぐアルコールの量を調節するそうです。
とりあえず、30mlほど入れて、シェラカップでお湯を沸かしてみます。
着火は簡単。ライターなどを近づければ、静かに着火します。
ほぼ無音なので、昼間は着火したかどうかが、わかりづらい..。
数十秒間は、中央に溜まったアルコールから緩く炎が出るだけですが、次第に縁の小さな穴からも炎が出て、本燃焼となります。
いい色ですね〜。
ラーメンを作ってみた
続いて、ラーメンを作ってみます。
アルコールストーブは、火力があまり強くないのですが、ちゃんと作れるのか?
先程のスタンドでは、大きな鍋が載らないので、こちらを使用。
五徳は、2方向からの風防にもなりそうです。
ラーメンの調理にも問題なく使えそうです。
失敗例
今回、シェラカップでココアを温めていたら…
とっさに火力調整、消火ができないので、注意が必要です。
次からは気をつけよう。
メリット・デメリット
使ってみて感じたメリットは..
- 軽量・コンパクト
- 燃料も場所を取らない
- 静か
- 上級者になった気分になれる
サイズ的にもコンパクトですし、チタン製ということもあって、非常に軽いです。
燃料は、これまでCB缶やガソリン用のボトルでかさばりましたが、アルコールは、このような簡便な容器にいれることができ、ちょっとした隙間にも入れられるので、実質的にほとんど場所を取りません。
デメリットは…
- 火力が弱い
- 少しコスパが悪い
- とっさの火力調整や消火が困難
バーナーの火力に比べると、かなり弱いです。湯沸かしにも時間がかかります。
今回はあまり影響はなかったですが、風があると、さらに熱が伝わりにくくなり、風防が必須になります。
ちょっと意外だったのはコスパの悪さ。アルコールは500mLで300円とすると、CB缶なら3本買える。ガソリンなら2Lくらいの価格。
1泊のキャンプだと、例えばラーメン、鍋、シェラカップの湯沸かしで、300mlくらい使用しますが、CB缶なら1本で済んだと思います。少し割高になりそうです。
メリット、デメリットありますが、もう少し慣れてくれば、デメリットも減らせると思います。